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こんにちは、神戸のベスト相続相談協会の岩佐です。

今日から3月です。相続大増税まであと10ヶ月となりました。

 

2015年から基礎控除4割カットに加え、最高税率55%(現行50%)

が設定されます。

先進国の相続税の最低税率から最高税率を高い順に並べると以下のようになります。

①日本   … 10~55%

②アメリカ … 18~35%

③フランス …     5~40%

④イギリス … 一律40%

⑤ドイツ  …  7~30%

 

こう見ても、日本の相続税率は抜きんでて高いことがわかります…(汗)

相続税というのは、遺産に課税される税金。

ということは【二重課税】問題が付きまといます。

なぜなら、遺産というのは、もともと税金を払ったうえで残った資産だからです。

 

働いて稼いだ所得には、すでに【所得税】が課税済ですね。

つまり、遺産というのは税金を払ったうえで残った剰余分で、所得税等を払って

残した財産に【相続税】が課税されなければならないのか?

 

遺産の8~9割を不動産で占めた、あるお客様は納税資金確保に苦悩され、

こう言われました。

「親が一生懸命働いて残してくれた不動産を取り上げられるのは、納得がいきません。

私の父は贅沢もせず、きちんと税金を払い、コツコツとお金を貯め、資産を残した。

それが死んだらなくなってしまう。そんなバカな話がありますか?」

 

相続大増税というのは、

国が「財産を残して無駄ですよ。死んだら召し上げるだけですから。」

と言っているようなものなのか?

相続税自体ゆがんだ税金とも言えなくもありませんね。

だからこそ、世界各国は減税もしくは廃止の動きになっているのでしょう。

それなのに、わが日本は…(泣)

 

日本人として日本のために、どうせなら気持ちよく税金を払いたいもの。

そのためには生きた税金の知恵は必須です。

いつか誰しも直面する相続。明日に向かって相続を“爽族”にしていきましょう。