こんにちは、神戸のベスト相続相談協会の岩佐孝彦@神戸です。
先日の日経新聞にこんな記事が出ていました。
「ロッテ創業家 火種なお」
経営権を巡り、創業家が争っており、今後の騒動再燃の懸念は
くすぶるとのこと。
大塚家具もそうですが、上場企業でも“争族”は宿命なのか?
ただ私がこの記事で注目したのは【武雄氏が代表の資産管理会社】
の存在。ロッテHDの資本関係をみると、この資産管理会社が約33%
を保有しています。一方、武雄氏・宏之氏・昭夫氏各個人の保有割合
はわずか数%になっています。
税理士から言わせると、この資本構成は相続税対策としてはGood!
今後の税制のトレンドは【個人増税 vs 法人増税】。
資産を個人名義で保有するのではなく、オーナーファミリーと表裏一体
の法人をこしらえて、そこに資産を保有させる。
これが【これからの時代の資産防衛のセオリー】です。
大塚家具においても、ききょう企画という資産管理会社があり、その法人
に大塚家具本体の株式を保有させています。
本来【企業=公器】です。また【企業経営の使命=従業員の物心両面からの
幸福の追求】です。ましてや、上場企業になると、その色合いは強くなければ
なりません。だからこそ、公私混同は許されません。
ただ一方で、【オーナーファミリーのお金=会社を守る最後の砦】という
側面があります。だからこそ、本業の事業会社とは別に、資産管理会社が必要
です。これからはまさに【1家に1社プライベートカンパニー】の時代ですね。
今日も相続が“爽族”になるように、知恵を絞りましょう!
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