こんにちは、神戸のベスト相続相談協会@税理士の岩佐です。
来年度から始まる相続大増税ですが、そんな日本とは裏腹に
世界は相続税を廃止・縮小する方向にあります。
すでにスイス、イタリア、カナダなどで相続税は廃止されています。
ドイツ、フランス、アメリカでも相続税は減税、もしくは将来的には廃止の方向
で進んでいます。
こうした背景には、
▼海外からの富裕層の呼び込み
▼高齢者の所有する資産を次世代に移転させ、個人消費を刺激する
という狙いがあります。
それなのに、日本の税制はどうもあまのじゃくのようです…(汗)
相続税の基礎控除(非課税枠)が2015年度より4割カットされるという大増税。
これにより、課税対象者が1.5倍以上に膨れ上がると言われています。
こうした世界の流れと逆行する税制の方向性が見えてくると懸念されるのが
【富裕層の資産フライト】
です。フライト先として人気が高いのがシンガポールと香港です。
もちろん、双方とも相続税はありません。
高額納税者にそっぽを向かれると、日本は滅びるかもしれない…
そんな危惧を抱いています。
ただ日本人として愛国心があるならば、日本に生まれ、日本で働けることに対する感謝の念
があれば、大増税時代が本格到来しても、将来の次世代のためにこの国を守らなければならない
という気持ちも湧いてくると思います。
ただ私も含め(汗)、人間だれしも聖人君子ではありませんから、
大増税になると「税金を取られる」という被害者妄想も出てくるというもの。
だからこそ、被害者意識に駆られることなく、
日本人として日本の将来を心底から考えられる境地に達するには、
税金対策の知恵は必要でしょう。
相続はすべての家庭に起こります。
明日に向かって相続を“爽族”にしていきましょう。
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