こんにちは、神戸のベスト相続相談協会の税理士の岩佐孝彦です。
一般庶民の7割は家訓を作っていない事実がありますが、名家には家訓が必ず存在します。
私が税理士として多くの相続案件に携わる中で感じるのは、
▼相続は家訓が9割
ということです。争族対策や税金対策よりも、家訓の方が重要度は上です。
確かに「金持ち三代続かず」の要因の一つに、高い相続税の存在が挙げられます。
わが国の相続税法を見ると、日本は三代経ったら資産のほぼすべてを召し上げる社会システム
であることがわかります。しかし、いくら高いとはいえ、1回の相続において税金で遺産の
100%を持っていかれることはありません。
二代目・三代目にとって税金対策などの「守りの戦略」は確かに必要ですが、それよりも
大切なのは、先祖代々の資産を運用する投資家たるマインドです。そのマインドを代々継承して
行く手段こそが【家訓】なのです。
特に今日は時代の変わり目といわれ、世の中が猛烈なスピードで変化している今、次世代が
守りに入ってしまえば、時代の激流に飲み込まれ、たとえ名家でも没落していくのは必至です。
わが国の相続税の餌食になるのは間違いありません。
だからこそ、相続大増税の時代に負けない【不変】の戒めを家訓として残しておかねばならないのです。
「金持ち三代続かず」という言葉がある一方、「三代続けば末代まで続く」という言葉もあります。
いつか誰しも必ず直面する相続を爽族にできるよう、今からやるべきことをやっていきましょう。
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